シジクレイ移籍で加茂監督解任か!?

1999.12.23


京都パープルサンガのシジクレイ選手が大分にレンタル移籍する事が22日発表された。この移籍の報道に敏感に反応したのは大分トリニータ(改)サポーターだけではなかった。京都のサポーターから「何考えてやがんだ加茂!!」と不満が噴出したのだ。

シジクレイは98年のモンテディオ山形に所属、99年から京都に移籍。ボランチとして活躍していたが、加茂監督が就任した2ndステージからはサブに。そして今回めでたく加茂監督の構想から外れてトリニータ(改)に移籍となった。98年に石崎イズムがたたき込まれている彼氏なら、トリニータ(改)のプレースタイルにもすんなり溶け込める。特にボランチは懸案事項だっただけにこの加入は大きい。これでウィル、ヴァルディネイ、シジクレイのブラジル三人集がこれからのトリニータ(改)の中心となるのは間違いないと、サポーターはほくほく顔だ。だが京都はもう大混乱。「なぜシジを出すんだ!!」と掲示板は大荒れだ。

加茂監督といえば就任そうそう放出した三浦文丈がジュビロで見事に再生された上チャンピオンシップにまで出場したり、さらには藤吉を解雇したりと、NHKのサッカー解説の時以上に迷走が目立つ今日この頃。サポーター的にはまさに「何考えてやがんだ!!」と叫んでもやむなしなチーム改革が続いていた。どうやら彼氏はカズと共に死ぬ腹を勝手にくくったともっぱらの評判だ。ホント、監督って大切よね。

さてシジクレイのプレーの方だが、藤吉の解雇の時はそのキャラクターを惜しむ声が主だったのに対し、彼氏の時はチームの存亡を危ぶむ声が圧倒的なことでもわかるように、どうやらかなりの折り紙付き。しかもセットプレーからの得点にも期待大というから、来季はぜひ若松とチーム内セットプレー得点王を争って欲しい。ただ、今まで獲得が確定した選手達を見ていても思う事だが、ノブリンはなんでこうまで華の無い選手が好きなんだろうか? もうちょっとこう、なんとかした方がいいと思うのだが。なんか、スタメン総いぶし銀化しそうでイヤだなぁ。そーいった意味で、本日23日の播戸との会合は頑張っていただきたいものである。はっきり言って、今のトリニータ(改)に入ればスター間違いなしですよ、播戸君。