2000.10.22
■本日大分で行われた「大分vs浦和」の「ここ一番に弱い王決定戦・第一回戦」は大分に軍配が上がった。大分は残り4戦、浦和は5戦を使って、「ここ一番に弱い王」を決定する。
■昨年の例にもれず、「ここ一番に弱いんだから、モゥ」は大分・浦和両チームサポが口にする言葉。今シーズンも「ワタシの方が!!」「いや、ボクの方こそ!!」と競ってここ一番の弱さを披露してきた。そんな大分と浦和が、はからずも直接対決という形で「よりここ一番に弱いチームはどっちか!?」を決定する事となった。
■結果はご承知の通り、大分が見事な「ここ一番の弱さ」を発揮。プレスは遅いはフォローはいないわ、パスはヘタレだわ、受けに行く奴はいないわ、サイドはつけないわ逆にえぐられまくりだわ、俺王様はケガするわアンドラは退場するわで、「これが本当にトリニータ？」と誰もが思う完ぺきな仕上がりを、全国放送で披露した。浦和の横山監督も「これほどの仕上がりをしてくるとは…」と思わずシャッポを脱いだほどだ。
■しかし、まだ安心してはいけない。「ここ一番に弱い王決定戦」はまだ第一戦を消化したばかりだからだ。残り試合にどのようなドラマが待っているかもわからない。特に浦和はここ一番の弱さについては「超J2級」とも言われるチーム。安心していると、いつ勝手に3位に転落してくるかわからない。大分は気をひきしめて、「日本一ここ一番に弱いチーム」の称号を獲得していただきたいものだ。