鳥日版・2001年トリニータ選手名鑑

2001.02.06


補強も終わり、2001年シーズンのトリニータ全選手と背番号が発表されたのに伴い、独断と暖かい眼差しを有効活用した選手名鑑を製作いたしました。観戦の指針として活用していただければ幸いです。なお、全文特派員が書いて送ってくれました。編集長はその間パチンコで5万負けたそうです。


1日本兵前川和也

重心が高く、モビルスーツのような独特の動きから「得点(失点)の臭い」を放つ元日本代表GK。1試合に1回だけ、昔を思い出したかのようなスーパーセーブが発動される。今年から完全移籍で、文字通り大分に骨を埋めるおじいちゃんだ。

2 DF 三木隆司

金髪→黒髪→金髪→黒髪と、サポーターを幻惑する変幻自在な頭髪チェンジが持ち味。黒髪にすると存在感がまるでなくなるが、金髪にするとノブリンに試合に出してもらえないという哀しいジレンマを背負っている。いっそボウズはどうか?

3 DF 池端陽介

東京ヴェルディ1969の「69」の部分がなんかイヤだという理由でやすたろう王国から逃亡(憶測)。しかし、ゾノイズム溢れる「元」有名選手で固めた69では出番も不当に減らされるだろうから、結果的に賢明な判断だったといえる。

4元郵便配達人スターレンス

ベルギー代表キャップを70試合つとめたスキャットマン・ジョン(故人)。ベルギーでは英雄だという眉ツバものの逸話も、来日していの一番にベルギー大使館に招待されたという話で納得。今年は主にワッフルの普及に力を注ぐ模様。

5 DF 佐藤一樹

昨シーズンの相次ぐ若松起用批判に耐えかねた石崎監督が、民の反感をそらす為に登用。「これでもか」というほど地味な顔立ちは、若松の影武者を立派に努めてくれるだろう。若松が活躍した試合、ピッチに佐藤の姿はないはずだ。

6王子若松大樹

俊足を生かして(ボールとは関係ないところで)右サイドをただひたすらに上下する姿は、サポーターの怒りと悲しみを呼ぶ。昨年は前期ポスターに半裸で登場、(女性ファンとは関係ないところで)その筋のファンをガッチリ掴んだ。

7特攻隊長川崎元気

今年早々から彼女の妊娠→できちゃった結婚と、ある意味王道を行く地元(ヤンキー)期待の星。昨年は「SOPH.」という裏原系ブランドのモデルに抜擢されたが、彼に本当に似合うブランドは「虎一」だと鳥日編集部は信じている。

8ボランチ(小)山根 巌

昨年は塩川亡き後の俺王当番を務めつつ、相方シジクレイと「日本一の(身長差のある)ダブルボランチ」のちっちゃい方としてブレイク。ピン芸人としての活躍が期待される今年は、いきなり大分の風土病「恥骨炎」で開幕絶望。

9電信柱(輸入物)クビツァ

その複雑かつ不条理な機能から、浦和フロントの頭脳では使いこなせず、危うく廃棄処分になるところをノブリンが回収した電信柱型FW。大好物かつ栄養源はオフサイド。「オフサイドデ、ゴハンサンバイハイケチャウネ」(本人談)(捏造)。

10アジアンマフィア崔 文植

金髪が異様な威圧感を醸し出す元韓国代表ヤクザもといMF。ちなみに彼の金髪は契約によって保護されているらしい。事務所の意向で胸に1億の保険をかける井上晴美や、瞳に1億の保険をかける田中美奈子みたいなものと考えていいだろう。

11 FW 吉田孝行

瀬戸亡き後、チームの顔面偏差値でトップに躍り出たイケメン。しかし、あまり悪い噂を聞かないところをみると、大っぴらに遊んではいない模様。しかし、都町事情通からは怪しい動きをしているらしいとの未確認情報もあり。

12電信柱(国産)船越優蔵

カト久による肉体改造計画が失敗し、危うく廃棄処分になるところをノブリンが回収した電信柱型FW。まごまごした足元のボールさばきと、スターレンス翁とどっこいどっこいの足の速さで、神野の不動のエースの座を脅かす存在だ。

13ヤングおいさん庄司 孝

気さくなキャラと、マッチカットがウリ。ウィルの陰に隠れて目立たなかったが、彼もワールドクラスの目を離すとすぐ太る体質だ。その体型からは想像もできない身軽さは、小学校の時によくいた機敏なデブを思い起こさせる。

14 MF 原田武男

昨年大分より川崎に出奔したエロビデ王塩川より、東映ビデオの品揃えの豊富さを説かれ、大分への移籍を決意(憶測)。昨年の大木には及ばないものの、彼もなかなかの(眉毛が)濃いキャラだ。とりあえず試合でも存在感を期待したい。

15 MF 梅田高志

途中交代が多く、獅子奮迅の働きをするも、なかなか認められない右サイド職人。原因が「守備が出来ない、というか頭にない」ということに本人は気付いていない模様。若松と右サイドを組ませると、チームの守備力は限りなく0に近づく。

16選手会長金本圭太

故障しても、特に話題にも上らない地味っぷりが涙を誘う守備型MF(ここらへんも地味)。今年は選手会長に就任したので存在感を示したいところだが、多分これも庄司あたりの悪ふざけを人の良さから断れなかったのではないだろうか。

17 GK 川本良二

四日市中央工から今年入団。まだこれといった特徴はないが、ミニゲームで攻め込まれている時に発する「プレース!プレース!」という悲鳴に近い高周波の絶叫は、オモシロ人間の片鱗を感じさせる。いろんな意味で期待したい。

18 MF 和田雄三

ノブリンに炎のドリブラーとしての才能を見いだされ、MF登録に。その強引な突破力は合コンの席でも、いかんなく発揮されているようだ。しかし、これも試合と同じでフィニッシュまで持ち込めるのは稀だとの噂。つーか、試合で頑張れ。

19ゴルゴ中田一三

市原での年季奉公が明けて国に帰ってみたら、知らない人ばかりだった...という現代版浦島太郎の主人公。今や沈没寸前の市原では削り屋として「ゴルゴ」の称号を得た。大分でも彼の後ろに立つものは必ず消される運命を辿るだろう(前川)。

20新野人松橋章太

正月の高校選手権で大ブレイクした国見高校のウインガー。パスしたボールに自分で追いつく「セルフワンツー」が可能な俊足のお陰で、野人などという有り難くない称号をいただいてしまった。J1を含めた5チームの競合で競り落とした逸材。

21生き証人小山健二

唯一チーム創設時から現在までの悲喜こもごもを知るトリニータの生き証人。99年のフル出場に対し、00年の出場はわずか4試合。もう少し試合に出てもおかしくないのだが、ノブリンは99年の最終戦での失態をまだ覚えているようだ。

22 MF 加地 亮

バリバリのU-19代表という触れ込みでセレッソから借りてきたはいいが、故障ばかりでほとんど使えなかった。たまに故障が直ると目の覚めるような活躍を見せてくれるんだが。ほんとたまに。

23 DF 山崎哲也

一昨年、彼が何かの間違いでセンターバックを任された数試合で見せたスリリングなラインコントロールは、サポーターの心に「忘れてはいけないこと」として刻まれている。そのせいではないが昨年はわずか10試合の出場にとどまった。

24 FW 西川吉英

中央大学の新卒インテリFW。昨年のFW清水(福岡大卒)のように、そこそこの成績を残しておきながら突然「先生になる」などと素っ頓狂なことを言い出して辞めてしまうのではないかと、今シーズン終了後は彼から目が離せない。

25猿人浦本賢太郎

地元大分高校出身のMF。U-19代表にも選出された確かな技術と、168cm/70kgというオモシロ体型で和製俺王の座を狙う。高校選手権では前年ベスト4の富山一に2点差から追いつかれてPK負けと、大分県民らしい華麗な勝負弱さを見せつけてくれた。

26 DF 吉村寿洋

ジュビロ、ヴィッセルとJ1昇格に立ち会ってきた昇格請負人だが、大分では手間取っている模様。最近は「ひょっとして本当の意味で昇格に立ち会っただけかも知れない」と不安視されている。時折見せるデンジャラスな攻撃参加が持ち味。

27 DF 金守智哉

GK川本と同じく四日市中央工より今年入団。松橋、浦本、ちょっと劣るが川本と高卒オモシロ人間候補が乱立する大分ではよっぽどアレじゃないと、ホペイロへの片道切符が用意されるので、(間違った方向での)自己主張を期待したい。

28不動のエース神野卓哉

99年J2得点王を手土産にJ1へ脱出(娘の教育を口実に)を計ったはいいが、東京から1年で放り出されることに。しかし我々は数々のオモシロ伝説を打ち立てた彼を暖かく迎えたい。ちなみに彼の頭髪は契約によって保護されていない。

29 FW 高松大樹

昨年は6試合出場1得点と、高卒ルーキーとしてはまずまずの働きを見せた。しかし、オフに何を色気づいたか茶髪かつ変なパーマをあててしまったため、パーマはパンチしか認めないであろう石崎監督の逆鱗に触れることは確実だ。

30小さな巨人竹村栄哉

左サイドを基点にキュートな動きで敵を攪乱する公称身長170cm(実質150cm)の俊足ウィンガー。そのキュートさに、昨シーズンはストーカーに狙われたという噂も。彼がヘディングシュートを決めた時、スタジアムは感動に包まれる。

監督ノブリン石崎信弘

ご存じサッカー界のベストジャージスト(ジャージの上はズボンに入れる派)。昨年は鳥日の掲示板に書き込んでくれたりしたものだが、最近はとんとご無沙汰で寂しい限り。今年もオモシロ軍団を率いて悲願のJ1昇格を狙う。