内容で勝って勝負で負ける。
大分、湘南にVゴール負け!!

2000.3.26 vs湘南ベルマーレ 大分市営陸上競技場
大分トリニータ 1-2 湘南ベルマーレ
【2分】 湘南・松原【62分】大分・庄司【98分】湘南・サナブリア

竹村     ヴァル     庄司
加地     ウィル
山根     シジ
山崎     平岡     若松
前川

交代
【62分】大分・吉村→川崎
【70分】湘南・樹森→渡辺
【81分】大分・竹村→片野坂
【82分】湘南・ オルティス→小松原
【90分】大分・若松→三木

試合ダイジェスト

優勝候補の一角、nakata.netを背負わされた湘南を迎えてのホーム。今後の事を考えても一発ギャフンと言わせておきたい相手だけに、大分の戦いぶりが注目された。だが、ホイッスルが鳴ると、試合は圧倒的湘南ペース。あれよあれよと言う間に開始2分で.修行僧(松原)にヘッドで決められ0-1。「やはり元J1には勝てないのか…」という雰囲気がスタジアムに立ちこめる。

しかし、その心配は杞憂であった。点を取られてからしばらく押し込まれるシーンが続いたものの、シジ、ウィル、松原の「ハゲの惑星直列」が地軸に影響したのか、試合は徐々に大分ペースに。フィニッシュにまではいけないまでも、湘南陣内での攻防が続く。後半に入ってからは大分が怒濤の攻撃。幾度もチャンスを作り出すが点には結びつかず、ベンチが川崎を投入しようとしたその矢先の62分。今まで右サイドで右往左往していただけの庄司がゴールを決め1-1。沸き返るスタジアム。さらに川崎が入ってからは、完璧に大分が主導権を握る。湘南は試合開始直後の動きが嘘のようにぜんぜん動けない。川崎の早いボールさばき、ウィルのドリブルで湘南ゴールをおびやかすが、点には結びつかず。そうこうしている間に時間は刻一刻とすぎ、いつしか後半ロスタイム。特派員の言うところのラッキーチャンスタイム(「この時間帯は失点率が50%増です(当社比)」・特派員談)に。ここで湘南のコーナーキックをなんとかふせいで延長戦に突入したが、98分にサナブリアのダイビングヘッドに沈んだ。

…ところで、前園、いたの?


最年長湘南サポ(推定)
老骨にむち打って試合観戦

我々は湘南サポの真横という、ある意味とてもおいしい場所に陣取ったのだが、湘南サポは20代〜70代とバラエティーに富んだ品ぞろえ。特に弁当をモシャモシャと食べているおじいちゃん(推定年齢78歳・妻とは2年前に死別)は「冥土の土産」と称して年金全額を湘南の応援に突っ込んでいるような佇まいを醸し出していた。きっと「J1に復帰するまでは死んでも死にきれん」と自分を生死を託しているに違いない。カト久もたいへんだ。

そんな湘南サポを横にいつものように味方敵問わずにちゃかしまくる観戦スタイルを貫く鳥日編集部と特派員。あくまで自分のスタイルを貫く男らしい姿を湘南サポに示した。試合中も
「前園は小さいですな。さしずめハンディサイズですか」
「お値段も2000万円と、たいへんお得になっております」
「ほうほう、nakata.netの契約金でお釣りがきますか、それはそれはお得ですなぁ」とか言ってたら、Vゴール負けしてやんの。

その直後、湘南のオヤジサポ(推定年齢58歳・警備員)に「やーい、ざまぁみろ、おもしろかっただろう」と小学生のような悪口を目の前で言われるしまつ。うるせぇ。その言葉は横のオヤジのローマ帽子をどうにかしてから言いやがれ。ちくしょう(負け犬)。


ついにキーパー下克上!?
前川に変えてまさかの小山待望論が!!

先日の水戸戦で、決勝点につながる見事なラストパスを放った前川に対して、鳥日編集部内では不信感が爆発。この試合中も前川がキャッチングに行くたびに「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァ、怖い、怖い!!」と声をあげ、前川にバックパスが出るたびに「ダメだって、前川にパスしちゃだめだって!!」とフィールドに叫ぶ鳥日と特派員。方や前川もその声に反応するかのように、定期的に湘南のパスの起点となるというプレーっぷり。「おまえは前園のつもりか!!」という怒りもいたしかたなしのふがいなさに、

「これじゃあある意味小山の方があきらめがつく」と、マイナス思考で小山待望論をぶち上げるしまつ。いや、ホント、頼むよ前川君。最近君が小さく見えるよ。

今日のデブウィル


レッドゾーン手前。後半終了間際に一回振り切れるも、 審判が見てなくてラッキー。
※塩川亡き後、ウィルのなだめ役は山根に白羽の矢が立ったようです。多分くじ引きで。


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