佐伯は俺の聖地だぜ!!」
俺様ウィルの新たなる伝説が!! 本日のゲームレポートは、編集長が鉄拳の練習で不在のため特派員が特別寄稿!! みんな、編集長に替ってお礼を言ってね!!
ゴールデンウィーク初日、「誰がわざわざサッカーなんか見に行くか!バカ!!」という絶好の行楽日和の中、間が悪くも行われた仙台戦。鳥日編集長も大分市から車で2時間弱の過疎漁村(言い過ぎ)に位置する佐伯市営陸上競技場までサッカーだけのために行くはずもなく、もっぱらの目当ては試合後、美味すぎると有名な佐伯の寿司を喰らいに行くことだったということは想像に難くない。 寿司に目がくらんだか、午後1時試合開始を2時と勘違いして余裕をカマしていた編集長、同行した特派員、マスコットガール(神野に愛情にも似た憎しみを抱く)から、あらん限りの罵倒を受けながらキックオフ後の午後1時過ぎにスタジアムに到着…したとたんに、竹村(推定身長155cm)がチビッコとは思えないヘッドで先制点。まさかコイツが頭で押し込めるとは思ってなかった鳥日編集部一同は「今日はなんだかキミが大きく見えるよ〜!」と大声援。さらにその興奮冷めやらないうちに伸ばしっぱなしのスポーツ刈りこと和田がミドルレンジから矢のようなシュート!見事に決まって2-0。公式発表2000人弱(推定1000人強)の観客は大盛り上がり!しかし、その楽勝ムードに暗い影を落としたのは、そう、あの男だった。 試合は前半終了寸前、仙台のファール?で審判が試合を止める。そのプレイに絡んでいたのはもちろん、俺王(オレキング)ことウィル。ここまで目立った動きを見せていなかっただけに「つーか、俺のドリブルの邪魔するとは何事よ!?」と、執拗なまでに審判&相手チーム(なぜか仙台の清水監督に向かって)に猛抗議。「やべぇって!またイエローもらうって!」とヒヤヒヤする鳥日編集部一同。一触即発の危険なムード!そこで奇跡は起こった!!「ウィ〜ル!ウィ〜ル!ウィ〜ル!」地鳴りのようにスタジアムから響きはじめたウィルコール。スタジアムの観衆ほとんどが参加したサッカー史上いまだかつてない「なだめコール」によって、あたかも王蟲の目の色が赤から青に変わるかのように落ち着きを取り戻したウィルは、静かに腐海に戻って行ったのであった。 そんなこんなで前半は終了。特派員としては「和田クーン〜もっと走んなきゃ〜!」だの、「やっぱ亮はいいときと悪いときの差がありすぎるよね」だの、「あの女、大樹君のこと呼び捨てにしてるー。ムカつく〜!」とかガナってた隣の席のブスに辟易していたのだが、席を移ろうにもインチキDJチックなウゼェ場内アナウンスが大音量で堪能できるスピーカー下の席しか空いていなかったので、後半もそのままブス横観戦に甘んじるハメに。 で、後半。前節までのスロースターターぶりとは一変して、前半で2点も取っちゃったトリニータ。案の定、立ち上がりから燃料を前半で使い果たしたかのような試合運び。鳥日編集部一同も「なんか眠くなってきた」だの、「つーか、腹減った。寿司喰いてぇ」だの、「藤吉がCMしてた整髪料って何だっけ?」だの試合そっちのけの居酒屋トーク。試合内容も和田と交代した川崎が「風は、感じました(c)神野」という感じの微妙なタッチによるゴールがあったものの、中盤の押し合いでどちらも決定的なチャンスを作ることなく淡々と進む。そんなダレた展開を打破したのも、やっぱり皆様のご想像通りあの男だった。センターライン付近で相手MFから強引にボールを奪った俺王、「俺を見ろ!俺を追え!俺がサッカーだ!」とばかりに自慢の俺ドリブルで相手ゴール前までの40mを完走。そのまま相手GKを吹き飛ばしてゴール!(DFのクリアが入ったオウンゴールだとの説もアリ)そしてなぜか仙台の清水監督に向かって挑発的なアピール!(?)やはりJリーグ最南端のホームスタジアムである佐伯陸上競技場では、南米の血が騒ぐのだろうか。両サイドの竹村・加地がどフリーだったにもかかわらず目もくれない見事な俺っぷりに一同感服。その後は終了直前、J1京都時代は同じ釜の飯を喰らい、アホの坂田ダンスの師匠でもあった藤吉の落ちぶれっぷりに同情した平岡の絶妙なワンツーを受けた藤吉のごっつぁんゴールがあり、結局試合は4-1と大分の圧勝で幕を閉じた。
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