今期最悪の試合展開、
リトル巨人君の活躍でなんとか辛勝 前回に引き続き、編集長がデッドオアライヴの巨乳キャラに夢中のため特派員が特別寄稿!! みんな、こんな編集長をどう思う?
大分が誇る日本一の(身長差がある)ダブルボランチのでっかい方を恥ずかし骨の痛み&イエロー累積で欠き、日本一小さなボランチ1枚で望んだ今回の大宮戦。前半開始早々、どこにいても目立つ190cmのハゲがいないことに気づいたトリイレブンは、灯台を失った渡り鳥さながら右往左往の大混乱。そのスキを縫って4分、DF平岡がFWへのスルーパスを決め、1点先制。大宮が。これで大分DFの逆アシスト(本誌命名・平岡ファンタジー)は今期4回目(うち平岡2回)。前半はそのまま組織(特にDFラインは秀逸だった)がキチッと機能していた大宮を崩せないままに、中盤付近で牧歌的なボールの蹴り合いが延々40分以上続く。前半終了直前には、「こんなダレた試合じゃダメだ!俺の!俺の!!俺の出番だゼ!!!」と間違った方向に使命感を発揮したFW俺王のイエローもあったが、さほど盛り上がらずにホイッスル。眠い。 そしてハーフタイム。これまた恒例、ノブリンの天声により、やっと「石崎サッカー最高です!」と目覚めた選手たち。後半開始と同時に延びっぱなしの坊主が禅宗を思い起こさせるFW和田をMF瀬戸に変えダブルボランチに、さらに59分には異教徒MFルシアノをFW高松に変えて宗教弾圧も完了。攻撃的な布教体制になったとたんに、それまで、どんなにアピールしても無視され続け、延々右サイドを上がったり下がったりしなければならない辱めを受けていたMF若松が、65分にFW高松からの限りなくシュートに近いパスを受け、どフリーから右足で叩き込んで1−1。ここまで(むしろ今節まで)完全に気配を消していたのがこの1点のためだったとしたらすごい。すごいが、やりすぎだ。しかし、この1点で流れは大分に。78分には疲労のためニセ中田っぽさが薄れて地元のヤンキー風になってきたFW川崎に替えて、爽やか要員リトル巨人君ことFW竹村を投入。シャニムに走りまくって相手DFの裏に潜り込んだり、明後日の方向に疾走したり、敵味方構わず股間を走り抜けたり、たまに審判の肩の上からぴょっこりカワユク顔を出してみたりして大宮守備陣を大混乱に陥れ、わずか4分後の82分にはさらりとゴールをゲットして2−1。その後は、大宮の反撃らしい反撃も見られぬままに試合は終了。結局、逆転勝利を収めたものの、唯一、観客が沸いたのは試合終了後わずか15分で消えた大分市営陸上競技場の照明に対する「早いコール」だけという、なんともお寒い第15節だった。 狙いは北の点取り屋! ■今季の懸念材料でもある安定感に欠けるDF陣。記者会見にてこのDFの乱れからの失点の多さを指摘されたノブリン。これに関しては前々から気に入らなかったようで「今日でDFのミスからの失点は4点目ですからねぇ」と即答したという。 ■その後に「そろそろケジメつけてもらわんといかんノゥ」というノブリンの心の声を勝手にキャッチした特派員の見解では、元J1という金バッチを付けたDFの若頭的存在ながら、ここのところヘタを打ち続けている平岡が「下のモンにシメシつけとかんとイカンやろ」とばかりにケジメ要員として指名される可能性が濃厚だ。もちろん指令は岡田親分率いる札幌組で、驚異の点取り屋としてゴールランキングトップをひた走るエメルソンの暗殺。Vシネさながら、「タマ獲ったるデェ!」と叫びながら、エメルソンにカニばさみタックルを仕掛ける平岡の最後の姿が見られるのもそう遠い日ではないかも知れない。 ■ただ、彼の線の細さではあえなく返り討ちにあうだろうというのが大方の予想だが。
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