日本代表の話になると必ず出てくる究極の戦術、ワーワーシステム。
○○
○ ○ ワー
○ ● ○ ワー
○ ○
○○
こうしたら必ず勝てね?
一見完璧な陣形のように見えますが、このシステムの破り方は、すでに20年前に実証されていました。
またひとつ、サッカーの歴史が明らかにされました。
この漫画は今から20年以上前に白泉社のLaLaという少女漫画雑誌で連載されていた「シャンペンシャワー」という漫画です。
当時の少女漫画界に出てくるサッカーといえば、「サッカー部の憧れの先輩」や「私サッカー部のマネージャー」といったような、あくまで物語(恋愛)の中でのごく一部の設定で、テニスやバレエ、フィギュアのように、サッカーそのものが物語の主題になるといった事はありませんでした。
そんな中、いきなり登場したのがこの「シャンペンシャワー」。
『優勝して、シャンペンの雨を浴びたい』という意味のタイトルが示すように、この漫画の舞台はプロサッカー!しかも舞台は南米!しかもギャク!という、異色だらけの作品です。
そしてこれがまた面白い!
ストリーやレビューはここやここをみていただくとして、特筆すべきはしっかり描かれたサッカーの試合、選手の筋肉、プレー、そして何よりプロサッカー選手としての生き様です。
特にこのかごめかごめをしている、顎の先が割れたマルロという選手はプロ魂の塊。「勝つためには汚いこともする」「金額とは選手を評価するバロメーター」「俺たちが商品である以上、いつまでも一緒にいるわけにはいかない」といった、台詞を言いながら、誰よりも熱く、だれよりも勝利にひたむきなイタリア系ツンデレで、後半はほぼ主役扱いです。
マルロだけでなく、彼を慕うあまり悲劇に巻き込まれていくアンドレ、若くて才能のある主人公アドル、変態魔人ジョゼ等、魅力的なキャラクターが、ありえない秘技を織り交ぜて国内リーグやW杯予選を戦います。
ある意味、俺のサッカーに対するスタンスは、この漫画から教えてもらったといっても過言ではない、超名作です。
未読の方はぜひ読んで見てください。現在文庫本で再販されています。

シャンペンシャワー第1巻
シャンペンシャワー第2巻
シャンペンシャワー第3巻
ダイヤモンド・ガイ(シャンペンのサイドストーリー)
作者のかわみなみはもちろん女性で、デビュー作が「花の熱血サッカー部」という筋金入りのサッカー好き。今で言うサッカー腐女子の先駆けともいえる方。
このシャンペンの連載の時期は、数年前にジャンプでキャプテン翼の連載が始まり社会現象になっていた頃で、日本全国で純粋な少年達がスカイラブハリケーンの練習や、スライディングタックル部隊の編成をしている頃と時を同じくして、その筋のお嬢様方が日向×高島津若島津や井沢×岬にハアハアいっていたというカオスな時代です。
編集者の「腐女子相手に一発当てるか」という目論見があったかどうかは知りませんが、シャンペンはギャグの切れとやおい臭満載のキャラクターでけっこうな人気となり今なお根強いファンがいます。
クライフやソクラテスなどの名選手をモデルにしたキャラクターも沢山いて、元ネタ当てをしながら見るのも楽しいですよ。
ちなみに主人公アドルの所属するヴィトーリオのキャプテン、ディッコのモデルはジーコです。
ディッコ
モデルのその後
アシュケー
…時の流れって時に残酷ですね。
コメント (5)
投稿者: 腐女子 | 2006年09月09日 16:53
投稿者: 鳥日新聞編集部 | 2006年09月10日 01:06
投稿者: hksk | 2006年09月10日 14:59
投稿者: 麦踏み部隊 | 2006年09月11日 23:45
投稿者: S2 | 2006年09月13日 10:28